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2012年8月31日(金)

夏の終わりに

 

 

満月ですね〜。

 

きょうで8月は終わります。

みなさんの夏はいかがでしたか?

 

(写真:美瑛町美馬牛 19:30自宅の窓から)

 


2012年8月26日(日)

ヤチネズミ

 

わー、あと1週間で9月じゃないですか!

 

まだまだ残暑のようですが、なんだかんだ言っても、涼しくなってきました北海道。

気温は平年よりも高めかもしれませんけど、お盆前とは何かが違うんです。

 

暑いんだけど、なんか違う。

 

何が?

 

なんだろ?

 

オラ、よくわかんねけどもよぅ。

 

しかし、ここ2、3日。

 

ヤチネズミをよく見かけます。

昨日の朝。オートバイ倉庫のシャッターあけたら、ヤチネズミが走って逃げていきました。 

コラッ!俺のヘルメット齧るんじゃねーよ!

 

今朝もレンタサイクル自転車庫のまわりでヤチネズミが走ってました。

 

エゾリスの活動も日ごと活発になってきました。口にはまだ青い実の野生クルミの実をくわえています。必死で走ってます。

 

どこに運んでいるんでしょうね。

働き者だな〜。

 

う〜ん、動物たちにはちゃんとわかっているんですね〜。

 

北海道。美瑛町。

 

どうやら確実に秋が近づいているようです。

 

 


2012年8月24日(金)

英語ちょっとええ話

 

7月、8月、夏の繁忙期。

 

夏の美瑛。日本国内だけでなく、いろんな国や地域から旅人がやってきます。

普段は静寂に包まれている美馬牛なのですが、それでもこの時期だけは大忙し。

 

ところで最近は、外国人も日本人も、外見では全然見分けがつかないですよね?

 

僕たちにとってもそれは同じ。

外国人のお客さんの受付が続いていると、なおさら。

アジア系みーんな、外国人に見えちゃいますから。

 

さて、うちの奥さん。最近はがんばって英語で受付をするようになってきました。

特に今年はめきめきと腕(口先?)をあげて、割とスムーズに受付業務をすすめるようになりました。

 

ある日。その日も朝から忙しく受付をすすめる奥さん。

次のお客さんもその次も、英語で受付をはじめます。

 

台湾でも香港でもフランス人でも、もちろんお客さん達は英語には英語で応じます。個人旅行者のほとんどは英会話が達者ですし、マナーもいい。

 

英語は世界の共通語。ほんとうに誰でも通じる!イエーイ!

 

しかーし!

 

英語で受付しているそのお客さん。実は日本人だった!

 

受付用紙に書かれた名前。

 

「山田太郎(仮名)」、みたいな。(笑)

 

その男性、空気を察しておとなしく英語で受付に応じてくれていたそうです。

 

いい人だ〜。

 

 

話がちょっと飛躍しますけどね、

 

こういう男性と結婚したら、

きっと幸せになるような気がします。

 

同性の自分でさえ、そう思います。

 

黙って話をきいてくれたり、さりげなく気持ちを察してくれたり。

 

ふだんの生活のなかでそういうひとを見つけることは難しいかもしれませんが、

旅人のなかにはそういうひと、さりげなく、いますよね。

 

 


2012年8月19日(日)

夏の終わりと、とうきび。

 

7月から続いた怒涛の日々でしたが、きょうあたりが区切りだったように思います。お盆も終わりました。

 

大型バスで乗り付けてくる団体さんも目に見えて減ってきました。

正直ホッとしてます(笑)

 

ここらへんで夏休みでもとって・・・、というわけにはいかないようですが、これからはお客さんも減ってくるので、ひとりひとりの旅人に気持ちよく対応ができるようになると思います。それが本来の僕たちの仕事ですから。

 

きょうは残暑の厳しい1日でした。まだまだ気温の高い日があるとは思いますが、北海道は確実に秋が近づいてきたように感じます。

 

ホームセンターや量販店では扇風機やエアコンが隅に追いやられ、暖房器が売り場の中心に並びました。ローカルのテレビではまもなくスタッドレスタイヤやファンヒーター のCMが始まり、賑やかになることでしょう。

 

そうそう

 

近くに住む友人から、今年もとうきび(トウモロコシ)をたくさんいただきました。

お昼ごはんは、茹でたとうきび!

 

うまい!

 

けど、歯に挟まるぅ〜

 

お客さん、来るのに、どうしよ〜

 

でもうまいっ!

 

やめられない!

 

昼前後に来店された方、

僕たちの歯に、とうきびが挟まっていたら、ゴメンねっ!

 

とうきびを丸ごとガブリと齧りながら、

そろそろ今年の夏は終わりだなーと、思うのです。

 


2012年8月14日(火)

うちの奥さん、女子大生になる。

 

一応言っておくけど、オカルトとか怪談じゃないですから。(苦)

 

うちの奥さんの学生時代の友人ご家族が、京都から遊びにきてくれました。

 

大学生のころの友人Iちゃんから予約が入ってからというもの、その日が近づくにつれて、妙にテンションがあがってきたウチの奥さん。

 

京都のナントカゆう有名なカタカナのホテルでの結婚式がどんなに素晴らしかったかとか、張りきって上京(上洛?)した自分たちがイナカモンゆえ失敗した話とか、ここ数日繰り返し何回聞かされたやろか(笑)

 

そしてきょう。

 

きょうも朝から超多忙で、Iちゃんと一緒に出かけることは出来ませんでしたが、それでも1日笑顔が絶えない妻の顔は、まるで20歳代に戻ったようでした。

 

ほんまに、そういう顔になるんですね。

大学生のときの顔や〜。

 

なんでも、結婚式以来だったとか。

 

お盆前後になると僕たちの学生時代の友人がときどき遊びにくてくれます。

10年、20年ぶりということも珍しくありません。

 

ふと考えました。

もし地元に住んでいたら、会う機会はあるだろうか?

 

たまに梅田や三宮でお茶したりするやろか。

いや〜、たぶんないやろな。

 

北海道に住んでてよかった〜。

たまに、みんなに会えるし。

 

いや、そっちかい!

 


2012年8月12日(日)

火垂るの墓

 

 

買ったばかりのサクマドロップの缶に、水を入れたやつがおる。
 

中身がドロドロや。

まだ半分以上残っとったドロップがゲル状になって

やばいことになっとる。

犯人は、家のなかにおるはずや。

誰や。
誰がやったんや?

いちばんに発言したやつがおる。

「やってないっ!」

次女がほっぺた膨らませながら否定する。
オマエに聞いてないっちゅうねん。

こいつぜったい あ や し い 。

おれには心当たりがあった。
終戦時の兄妹の非劇を語った涙の名作、「火垂るの墓」の有名なシーンや。

兄貴は幼い妹のために、空になったドロップの缶に水をいれて、ちょっとだけ甘い水を飲ませてやる。

「うまいか」
「おいしい…」

泣けてくるシーンや。

帰省したとき、娘たちに話したことがある。

車が西宮の夙川のあたりを通るときは、
「この近くに火垂るの墓の池があるんやで。」

ほんとにあるの?と次女。

ここがその場所や、とオレ。
 

雑踏のなかに、無機質なコンクリートの柱が並んでいる省線(旧国鉄)三宮。

阪神大震災のときにも倒壊しなかった。

 

そのJR三宮駅の構内のはずれから、実家のある北町行きのバスがでる。
「ここでお兄ちゃんは死んだんや。」


いちばん食いつくのは、いつも次女だった。

ドロップの話に戻ろう。
ドロップの缶に水をいれたやつは誰だろう。

真っ赤なほっぺで否定してるやつ。

びっくりするくらい俺に似てしまった、気の毒な次女。

こいつぜったい、やりたかったんやろな。

おれはそう思ったので、叱らなかった。
おれなら、やってみるだろう。

次女を呼んで、こう言ったのだ。

ほら、まだドロップ残ってるやろ。
ドロドロや。
もったいないやろ。

こんなことしたらいかんぞ。
でもな。
全部たべたら、やってもええからな。

こんどから、食べてしもうてからにせよ。というと、
次女は素直に、自分がやったと、すんなり白状した。

向こうで妻が、信じられなーい、と、キーキーわめいていたけど、
そういうのは無視や。

ドロドロにとけたサクマドロップをカップに移して、
さらにお湯で溶いてあたたかい飴湯をつくった。

いろんな味がするー!と娘たちは喜んだ。

おまえたちはおれが、無事に育ててやる。
子が無事に育てば、おれはいつ死んでもいいのだ。

おれは動物なのだからと、いつも思っている。
おれの幸せとは、子が育つことなのだ。
子が育てば、役目は終わりだなと思ってる。

いま、平和な世の中で、ありがたい。
戦後67年の8月なのだ。

 

 


2012年8月10日(金)

お詫び

 

7月26日付で壊されたトイレは、やっと修理を終えたばかりでしたが、

1週間もしないうちに壊されました。

 

トイレを破損させるのは毎回決まって外国からの団体のお客様ですので、

個人旅行のお客様にご不便をおかけするのは大変忍びないです。

 

当分の間、トイレは使用できません。

JR美馬牛駅のトイレを使用されるか、公衆トイレをご利用いただきますようお願いいたします。

 

この際、はっきり申し上げます。

台湾をのぞく海外からの団体さんの受け入れを再検討せざるをえません。

来年以降、受け入れをやめる可能性があります。

 

この日記を添乗員さんや海外のエージェントさんがわざわざ翻訳のうえ読んでいるかどうかはわかりませんが、少なくとも世界じゅうに発信されていることを理解したうえで申し上げます。

 

ガイドの山小屋は今後、海外の団体旅行のみなさまの受け入れを縮小する可能性があります。(台湾をのぞく Except Taiwan) 

 

トイレ問題だけではありません。ゴミ問題、個人の住宅や農地、小学校への不法侵入、その他マナーの問題。私たちが暮らす美瑛町美馬牛の集落はいま、悲鳴をあげています。もうこれ以上私たちのような小さな店がかかえきれるものではありません。

 

ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 


2012年8月7日(火)

電動自転車だけが、

 

午前9時30分現在。

朝8時開店、まだ1時間半しかたっていないのですが、

 

電動自転車Aタイプ(半日2200円、乗り放題3000円)

電動自転車Bタイプ(半日2500円、乗り放題3500円、パワーもバッテリーも強力、かわいい最新モデル)

 

売り切れてしまった・・・。

 

バッテリーが2〜3時間までの旧型モデルが若干、

レンタル価格がもっとも高い電動クロスバイク(電動自転車史上最強のスゴイやつ、でもレンタルは少々高めの、半日3000円、乗り放題6000円) が残りました。

 

う〜ん・・・。

 

今年がんばって10台買い足したけど、

やっぱり足りない。

 

いっぽう、ママチャリは在庫の山。

う〜ん・・・。

 

まもなく、お盆休み。

大丈夫かなあ・・・。

 


2012年8月5日(日)

青い池、白金温泉など

 

距離間と標高は、こんなかんじです。

 

@JR美瑛(標高190m)20km−青い池(標高500m)−4km−白金温泉(標高650m)

A美馬牛(標高300m)−17km−青い池(標高500m)−4km−白金温泉(標高650m)

 

 

当店、ガイドの山小屋は、美馬牛にあります。

青い池や白金温泉を目指すなら、JR美馬牛がいいでしょう。

このように、標高差、距離、どちらをとってみても有利です。

 

さいきん青い池に行くひとが増えてきました。

 

最速で往復2時間(電動自転車使用)という驚異的なタイムを叩き出した鉄人もいますが、ふつうは電動自転車でも片道2時間くらいかかります。

 

数日前、ママチャリで白金温泉を目指したひとは、片道5時間以上かかっています。途中、半分以上は押して歩いたそうです。

同じく数日前、クロスバイクで白金温泉を目指したひとは、片道4時間弱でした。

 

電動自転車、クロスバイク、ママチャリ。

これらの自転車の能力を示す具体的な例だと思います。

 

ちなみに、電動クロスバイクならば、片道1時間半くらいだと思います。早いひとならば1時間かからないでしょう。

 

電動クロスバイクとは、基本構造は車体価格5万円前後の外装7段変速クロスバイクです。

これに電動モーターが搭載されています。12Ahバッテリーの走行能力はざっと80km以上にもなります。

だから他の電動自転車と比較しても、能力がケタ違いに高いんです。

 

電動クロスバイクのレンタルは、半日(4時間まで)3000円、延長1h800円。

決して高いものではありませんから、青い池や白金温泉に行くならば、電動クロスバイクがいいと思いますよ。

 

ここ数日、ふつうのクロスバイクやママチャリで青い池を目指すお客さんが続きましたが、いずれもボロボロ(痛々しい姿)で戻ってこられました。これでは貴重な旅の1日が台無しだと思います。

 

このままではいけないと思いましたので、この記事を書いてみました。

 

もし、節約が目的ならば、

レンタサイクルではなく、路線バス(旭川−JR美瑛−白金温泉)がオススメです。

運賃や運行表などは各自で検索して調べてくださいね。

確か「道北バス」だったと思います。

 

あれ? これじゃあ当店の営業に繋がりませんよねえ。(苦笑)

 


2012年8月2日(木)

鮭の皮をめぐる女戦争

 

北海道生まれ北海道育ちのわが家の娘たち。

 

鮭が大好き。

魚といえば、なんたって鮭。

 

特に次女は、焼き鮭のが好き。

 

パリッ、じゅわっ

パリッ、じゅわっ

 

さ け の か わ っ !

 

香ばしくて脂のノッた鮭の皮はウマイですよね!

 

夏休みのいま、四国のお爺ちゃんの家に遊びに行っている道産娘たち。

海だ!プールだ!讃岐うどんだ!と、毎日お祭り騒ぎのようです。

 

きょうの夕飯は、焼き鮭だったそうです。

 

お婆ちゃんが残した鮭の皮、次女がもらった。

 

そこへ、事情を知らないお爺ちゃん、やってきた。

 

次女の皿には、鮭の皮。

 

お爺ちゃんペロリ。(たぶん、残していると思ったんでしょう)

 

・・・!

・・・!

 

戦争勃発。

 

焼き鮭の皮。

道産娘の魂。

 

ウギャー!グォオオオ!ゴォラアアア!

 

先鋒。

次女、叫ぶ。怒号絶叫は次女の得意技だ。

 

しかし、さすがは満州生まれのお爺ちゃん、

一切動じず。

 

中堅。

お婆ちゃん参戦。

あんたはいつもこうだと、やや話題そらし気味にねちっこく責める。

 

ねちねち

ねちねち

 

お爺ちゃん、ややうろたえる。

 

大将。

末っ子、三女の参戦。

「おじいちゃんひどいー!」と、かわいく攻撃。

 

チビだアホだと、いつも次女にいじめられ泣かされているのに、

三女、次女を必死にかばう。

 

そりゃあそうだ。

なんたって焼き鮭の皮なのだ。

 

道産娘のメンツにかけて、白黒はっきりさせなければ。

 

いいぞ!三女!

うどん爺に負けるな!

 

まさかの溺愛する末っ子孫娘の参戦で、お爺ちゃん、ピーンチ!

 

その間、高校生の長女は、完全無視。

黙々と焼き鮭を食べ続ける。

 

女三人連合(次女・三女・婆) + 中立(長女)

vs

お爺ちゃん

 

・・・。

 

お爺ちゃん、あっけなく敗北。

 

道産娘にとって焼き鮭の皮は、ソウルフード。

今夜お爺ちゃんは地雷を踏んだのでした。

 


2012年8月1日(水)

雨だけど

 

昨晩から激しい雨が降っています。

今朝も雨。

レンタサイクルは休業することにしました。

 

しかーし!

電話鳴る鳴る。

 

「あーモシモシ?●●ツアーの△△だけど、きょう1時30分、16名ね!」

 

マジっすか!?

しかも当日予約、雨っすよ?

 

ええええええーー??

 

しかーし!

 

午後1時だけに一時的に雨があがり、そこに団体バスはやってきました。

 

バスが去ったあと、ふたたび雨が降り始めました。

 

執念?ふだんの心がけ?

偶然とはいえ、すごいっすね!

 


 

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